シェルビーズアイ（2019年生、母ポントマイコ）

シェルビーズアイ（2019年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+目。クールなギャングのステキな目」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したポントマイコが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドモンレーヴを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（2022年）

2月6日、中5週で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したインプレスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

6月11日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマケルナマサムネをクビ差振り切って制した。

7月10日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦1勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月11日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンサルバムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2023年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウンを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

3月26日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（9戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（10戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5歳（2024年）

4月21日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの分倍河原ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

7月7日、中8週で迎えた18戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、M2のせきれい賞（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。