セダブリランテス（2014年生、母シルクユニバーサル）

セダブリランテス（2014年1月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鮮やかに輝くシルク(西)。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したシルクユニバーサルが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2018年の中山金杯(ハンデG3)に勝利した他、2017年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエポックメーカーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2017年）

5月20日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のドンリッチを3/4馬身振り切って久々の一戦を物にした。

7月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインガナドルを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

11月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月6日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のウインブライトをクビ差振り切って2つ目の重賞タイトルを獲得した。

9月2日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2019年）

12月15日、約15か月半の休み明けで迎えた7戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウインイクシードに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

7歳（2021年）

3月28日、約15か月半の休み明けで迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦3勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

9月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、G2の産経賞オールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（5戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

12月4日、中9週で迎えた11戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（6戦3勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。