ヨクバリージョ（2006年生、母トロフィーポイント）

ヨクバリージョ（2006年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「欲張り」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したトロフィーポイントが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5月9日、中9週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

7月12日、中8週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた5戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月23日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキービューティーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサンマルミッシェルを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C20（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラデエスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月23日、連闘で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったラブリーベイベーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったアマンディーヌに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウストをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

1月22日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C22（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のオーミリュミエールをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

1月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（9戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（10戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマルミライを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、スピンヒーローに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、連闘で迎えた22戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスマートシェリーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月22日、中2週で迎えた23戦目は、座禅草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（13戦7勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサンレイフレンドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月30日、連闘で迎えた24戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（14戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニポーティに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中0週で迎えた25戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったシルクスパングルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（16戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のメモリーデージーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月21日、中3週で迎えた27戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（17戦8勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（18戦8勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメモリーデージーに1馬身の差をつけて制した。

6月29日、中3週で迎えた29戦目は、立夏特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（19戦9勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月5日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（20戦9勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた32戦目は、持原大志騎手100勝おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（21戦9勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5歳（2011年）

1月3日、中0週で迎えた33戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた35戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（22戦9勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカツヨスペシャルに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

2月3日、連闘で迎えた36戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のヒシキャピタルをハナ差振り切って優勝

2月25日、中2週で迎えた37戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（23戦10勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。