クリノイサベル（2014年生、母クリノビャクダン）

クリノイサベル（2014年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時19歳）と交配したクリノビャクダンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は横井哲雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の秋田ブロック協議会会長賞(一般C2十五)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3歳（2017年）

5月31日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、秋田ブロック協議会会長賞（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のトップシークレットをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、洋野町畜産まつり賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた13戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ノアキャッスルにハナ差交わされて2着となった。

11月19日、連闘で迎えた15戦目は、JA岩手ふるさと赤い誘惑りんご杯（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月3日、中0週で迎えた19戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、雪見賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた21戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた22戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C12 15（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた23戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、超ガンバレ!孝政バースデー杯（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月29日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。