リリコスピント（2003年生、母アサクサシャンソン）

リリコスピント（2003年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「叙情的、劇的な声種（伊）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時13歳）と交配したアサクサシャンソンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方6戦0勝。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月18日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月8日、中7週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったブロンコーネに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月30日、中8週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2007年）

1月25日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。