オーサムリザルト（2020年生、母Blossomed）

オーサムリザルト（2020年4月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしい結果」。毛色は鹿毛。種牡馬のJustify（当時5歳）と交配したBlossomedが18歳のときに産んだ仔が本馬である。2024年のエンプレス杯(牝Jpn2)に勝利した他、2025年のJBCレディスクラシック(牝Jpn1)で3着に入るなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクールミラボーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

6月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダンテバローズに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月23日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のサイモンザナドゥに1馬身1/4の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月18日、中7週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイプルリッジに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（2024年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、アルデバランステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハピを3/4馬身振り切って土付かずの5連勝を決めた。

5月8日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のグランブリッジをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

8月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 雨/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデリカダに5馬身の差をつけて無傷の7連勝で重賞2勝目をマークした。

5歳（2025年）

2月11日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（5戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンモシエラを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて無傷の8連勝で3つ目の重賞タイトルを獲得した。

5月14日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯キヨフジ記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテンカジョウにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月3日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で武豊騎手（8戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。