アンモシエラ（2021年生、母サンドクイーン）

アンモシエラ（2021年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「砂嵐(ギリシャ語)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時7歳）と交配したサンドクイーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。2024年の羽田盃(Jpn1)で2着に入った他、2024年の京浜盃(Jpn2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月1日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月2日、中8週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサンライズジパングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルディックに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアラレタバシルをアタマ差振り切って制した。

12月28日、中7週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レース、G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3歳（2024年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳Jpn3のブルーバードカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエコロガイアをクビ差だけ差し切って重賞ウィナーの称号を手に入れた。

3月20日、中8週で迎えた8戦目は、3歳Jpn2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサントノーレに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中4週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、アマンテビアンコに交わされて1馬身差の2着となった。