アマンテビアンコ（2021年生、母ユキチャン）

アマンテビアンコ（2021年1月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「恋人(伊)+白(伊)。本馬の馬体より連想」。毛色は白毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時18歳）と交配したユキチャンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の羽田盃(Jpn1)に勝利した他、2024年の雲取賞(Jpn3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハビレに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月25日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジョージテソーロを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（2024年）

2月14日、3歳Jpn3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルーサンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月24日、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンモシエラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を達成した。