ニシノムスタング（1998年生、母ビーマイアリ）

ニシノムスタング（1998年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時9歳）と交配したビーマイアリが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方35戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C3-1。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月4日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったセンチュリーワンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4歳（2002年）

4月14日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライズクロスから1馬身半差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、翡翠特別（上山ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイットーツヨシに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2ロ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた15戦目は、エスエス杯（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月25日、中0週で迎えた16戦目は、（株）喜久屋酒店賞（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のハナサンニシキをクビ差制して2勝目をマークした。

9月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長橋秀樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、おしどり特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。2着となった。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、T.S当たるといいでしょう記念（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた21戦目は、一般B3ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた22戦目は、むささび特別（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエスリバウンドに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月8日、中2週で迎えた23戦目は、馬論記念（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で長橋秀樹騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2003年）

4月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したワイエスゴールドを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた26戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスワローロマンに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた29戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた32戦目は、青山裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた33戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2-2（園田ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C3-1（園田ダート1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月26日、連闘で迎えた37戦目は、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C3-1（園田ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で松本幸祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた39戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルティスタに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（2004年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保利良平騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。