シルキーゲイル（1999年生、母オークビューティー）

シルキーゲイル（1999年3月25日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時7歳）と交配したオークビューティーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）クドウファーム。戦績は、中央平地14戦5勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方23戦11勝2着3回。2006年の珊瑚冠賞(地方重賞)で2着に入った他、2006年の建依別賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月5日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスライストップを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

1月13日、連闘で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

7月7日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったトーホウサンダーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月14日、連闘で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2003年）

9月13日、約14か月の休養明けで迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5歳（2004年）

1月24日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロゼノアールを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って休み明け初戦を物にした。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウペリンゲに5馬身の差をつけて制した。

5月22日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハギノベルテンポをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

9月5日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のテンカタイヘイをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6歳（2005年）

3月27日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月4日、中9週で迎えた16戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2006年）

5月7日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカセダンに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月4日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、パール特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月10日、連闘で迎えた20戦目は、入梅特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトサノチカラに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、ジュライ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニッタレヴューに8馬身の差をつけて8勝目を収める

8月13日、中3週で迎えた23戦目は、堅田雅仁騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、オーガスト特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリスブラッシュを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、セプテンバー特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（4戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリスブラッシュを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

10月21日、中5週で迎えた26戦目は、一般C3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアデランタルに8馬身の差をつけて制した。

10月29日、連闘で迎えた27戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケージーアフリートに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルリチャードを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般A B（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュンエイゼネラルに3馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

12月29日、中4週で迎えた30戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（8戦7勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

8歳（2007年）

2月4日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、アメジスト特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月12日、連闘で馬体重を前走から17kg絞って迎えた32戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（9戦7勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた33戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、がんばる競馬激励特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマコトセイウンに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般A B（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンボリオレゴンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた35戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（11戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアレーザーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

6月3日、中1週で迎えた36戦目は、パール特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた37戦目は、谷本充章還暦特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（12戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトサヘイローに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月1日、中1週で迎えた38戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた39戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トサローランに3/4馬身交わされて2着に敗北した。