ピースワンデュー（2014年生、母エムオービクトリー）

Peace One Dieu

2014.05.06

ピースワンデュー（2014年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時15歳）と交配したエムオービクトリーが13歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡 博。主な勝ち鞍は2018年のプルメリア特別(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、長谷川成利によって216万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3歳（2017年）

6月6日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト白百合特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、中6週で迎えた3戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のサードニックスフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月4日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた7戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキリフダを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、連闘で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた8戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリュウビを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

11月27日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のペイシャムーンを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

12月4日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモズアムールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク・ゴールド杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトンピアを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

4歳（2018年）

1月8日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイウンニジョーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

2月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、春告鳥特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、幸手のマスコット「さっちゃん」賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

9月4日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた18戦目は、豊似湖ヘリコプター遊覧飛行特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、カエデ特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた20戦目は、カラマツ特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、プルメリア特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のペイシャガンセに1馬身半の差をつけて制した。

12月8日、中3週で迎えた22戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、震災復興 子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

5歳（2019年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、奥州商工会議所青年部賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。