ウインスルー（1986年生、母フアニーフエス）

ウインスルー（1986年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキヤタオラ（当時12歳）と交配したフアニーフエスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地22戦2勝2着2回、中央障害3戦0勝、地方17戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

5月14日、デビュー戦は菅野昭夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菅野昭夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅野昭夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菅野昭夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅野昭夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ブルーワルツにクビ差交わされて2着となった。

8月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅野昭夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセントフブキに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、連闘で迎えた8戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

4歳（1990年）

2月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（1991年）

1月15日、約9か月の休み明けで迎えた13戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた16戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中野栄治騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月6日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブリリアントカットを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月27日、中2週で迎えた19戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたホープフラッシュ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月22日、中6週で迎えた21戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた25戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

6歳（1992年）

1月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、多田義則騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた27戦目は、福岡登騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福岡登騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福岡登騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、一般C1五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福岡登騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月18日、中0週で迎えた31戦目は、坂本昇騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は福岡登騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョニーライヒから8馬身差の2着となった。

8月28日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福岡登騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1三四（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福岡登騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福岡登騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月29日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1三四（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で福岡登騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で福岡登騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で福岡登騎手（10戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で福岡登騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7歳（1993年）

1月19日、中2週で迎えた40戦目は、カメリア特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で福岡登騎手（12戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた41戦目は、福寿草特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で福岡登騎手（13戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアジトップガイから1馬身差の2着となった。

3月22日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた42戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で福岡登騎手（14戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。