セレッソプレミオ（2014年生、母ニチドウジョリーズ）

セレッソプレミオ（2014年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桜（西）＋賞（西）。桜花賞を目指して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時15歳）と交配したニチドウジョリーズが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。主な勝ち鞍は2018年の南関魂賞(一般C2六七)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大平牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三宅真由美によって345.6万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月29日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2017年）

2月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた3戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の梅見月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、マイネルフェアネスに半馬身交わされて2着となった。

3月29日、中4週で迎えた4戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

7月9日、中9週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月27日、中6週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルミーロに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒデノエーデルに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムスターヴェルクに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエバーゴールドに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、王滝渓谷特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ヒデノエーデルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦の蔵王山特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホウボニータに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月22日、連闘で迎えた14戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のクールレオを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2018年）

2月14日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクシュカッサイに4馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた19戦目は、さいたま市つなが竜ヌゥ賞（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月29日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は見越彬央騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の一般C2七 C3一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったメロディーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中9週で迎えた24戦目は、南関魂賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のシェナノホシに2馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

10月22日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。