フィナールショコラ（2017年生、母アグネスショコラ）

フィナールショコラ（2017年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「究極の(独)+母名の一部。最終にして究極の産駒となるように願い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時11歳）と交配したアグネスショコラが22歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3歳（2020年）

4月25日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったペイシャノリッジに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテランガを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2021年）

3月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月1日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ヘライアに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアリエノールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイコレットにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

10月30日、中2週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフローズンカクテルを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月21日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5歳（2022年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

5月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

2022年11月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。