ジツリキーワン（2002年生、母スガパレス）

ジツリキーワン（2002年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「実力（馬主名より＋力）＋１」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時14歳）と交配したスガパレスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方39戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

7月21日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイムライアンから5馬身差の2着となった。

7月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャドーアンテールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレノーヴァをアタマ差制して2勝目を挙げた。

9月9日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

3歳（2005年）

4月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B15（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月2日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

11月6日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

11月22日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた10戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4歳（2006年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第1戦（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた13戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第2戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジェイエムエアーをアタマ差振り切って久々に勝利を挙げた。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、橘特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

3月20日、中0週で迎えた18戦目は、清洲城特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイーストローレルに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

4月6日、連闘で迎えた20戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグリンブルスティを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

4月27日、中2週で迎えた21戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るローレルガーランドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、小瀬特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で島崎和也騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクレットライブを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で島崎和也騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、住田さんお誕生日おめでとう（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で島崎和也騎手（11戦4勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3 B6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で島崎和也騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセレジェイラを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた27戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で島崎和也騎手（13戦4勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた28戦目は、柳津東塚フジ写真館杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で島崎和也騎手（14戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクレットライブに4馬身の差をつけて制した。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、数河特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で島崎和也騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で島崎和也騎手（16戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンリトルオーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で島崎和也騎手（17戦5勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた32戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で島崎和也騎手（18戦5勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミツアキマジンガーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた33戦目は、飛騨美濃合併130周年記念中濃地域特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で島崎和也騎手（19戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた34戦目は、飛騨美濃合併130周年記念東濃地域特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で島崎和也騎手（20戦5勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で島崎和也騎手（21戦5勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月28日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた36戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は21戦連続で島崎和也騎手（22戦5勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた37戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月28日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた38戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5歳（2007年）

1月11日、中1週で迎えた39戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（23戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた40戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（24戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた41戦目は、一般B7a（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（25戦5勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。