ハドソンホーネット（2014年生、母コパノベンザイテン）

ハドソンホーネット（2014年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時14歳）と交配したコパノベンザイテンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。2019年の一條記念みちのく大賞典（オルフェオープン(一般 M1)に勝利した他、2019年のあすなろ賞(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山田信大厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2016年）

8月8日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウノバーディを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2017年）

1月10日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンネプチューンに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったノースガッツにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のオリジナルポイントに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月11日、中5週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳M1の岩手ダービーダイヤモンドカップ（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったキングジャガーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ルシナ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

11月7日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた11戦目は、スノーホワイト賞（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、グランドエンジェルにハナ差交わされて2着となった。

2月8日、中4週で迎えた14戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月14日、中4週で迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、三咲特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のドンゲイボルグを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月12日、中3週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、花まつり特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノメダリストを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5月4日、中2週で迎えた17戦目は、ラジオNIKKEI盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のゴールドリーガルをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

6月21日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、ZBAT!×夕刊フジ賞（船橋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦の小春日和特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のトーセンブルに2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

12月14日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦の宝石の輝き☆ジュエルミネーション（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ロバストミノルに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

1月18日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のZBAT!×夕刊フジ賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ヴィグラスムーヴに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中4週で迎えた23戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のなのはな賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の石崎隆之騎手引退式記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5月19日、中8週で迎えた25戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、あすなろ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のチェリーピッカーに2馬身半の差をつけて8勝目を手にした。

6月16日、中3週で迎えた26戦目は、M1の一條記念みちのく大賞典（オルフェオープン（水沢ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のレイズアスピリットに3馬身の差をつけて優勝

9月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、M2の青藍賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた28戦目は、神無月特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6歳（2020年）

3月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦の早春賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。