パーフェクトブルー（2000年生、母ビューティークロス）

パーフェクトブルー（2000年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「艶のある青鹿毛の馬体と透き通った青い瞳から。パーフェクト勝利を」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したビューティークロスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の知床特別(500万下)。

経歴

デビュー前

14歳のとき、チャンピオンズファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

サラブレッドクラブライオンにて総額4,300万円（10.75万×400口）で一口馬主が募集された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月10日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したバタラバにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月21日、連闘で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2004年）

7月10日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のエヌワイルーラーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、アポイ山荘賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレイベストオペラから3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

6月23日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキービガラスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたトウカイエデン決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

8月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフェイトトリックスに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下のグリーンチャンネルカップ（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6歳（2006年）

2月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。