メグリ（2007年生、母トーヨーラクーン）

メグリ（2007年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「巡り逢いから」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したトーヨーラクーンが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方23戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の西脇市日本のへそ特別(B2)。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったインテグラルヘッドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月9日、中4週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2010年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月22日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた14戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月20日、中2週で迎えた16戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルポンポーソに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のノートルアンジュに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3月30日、中1週で迎えた21戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のバトルダーウィンを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のウィングアイに1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。

6月7日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のアキノアゲインを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、真心の酒・香住鶴杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったカインドオブブルーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた28戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタガノデュランをアタマ差だけ差し切って6勝目を奪取した。

7月22日、中1週で迎えた29戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（12戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレジェンドヒーローをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、おみなえし賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（13戦7勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた31戦目は、ほととぎす賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（14戦7勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、ひがんばな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（15戦7勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉村智洋騎手（16戦7勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉村智洋騎手（17戦7勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノパンデミックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で吉村智洋騎手（18戦7勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉村智洋騎手（19戦7勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。