タガノパンデミック（2007年生、母ジョーゼット）

タガノパンデミック（2007年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世界的流行」。毛色は鹿毛。種牡馬のタガノサイレンス（当時14歳）と交配したジョーゼットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦9勝2着6回。2010年のコウノトリ賞(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

碇清次郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2009年）

8月25日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は479kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイガーウイングに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ハイパーフォルテに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた5戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2010年）

2月25日、中7週で迎えた6戦目は、3歳B（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキヌガサエースに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサイバーモールに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳A B（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したサイバーモールを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセレクトワンに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月8日、中5週で迎えた13戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、山口シネマ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワメンフィスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

10月20日、中5週で迎えた14戦目は、3歳ハンデ地方重賞のコウノトリ賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた15戦目は、報知澪標特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた16戦目は、スカパー!255アクセス特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4歳（2011年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、川西源氏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた18戦目は、なずな賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月13日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、紀州梅どり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアスカタンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったラクスクラインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメグリに3馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

11月8日、中3週で迎えた23戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（10戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のコスモグレイスを半馬身振り切って断然人気に応えた。

11月29日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクエーサーを半馬身差し切って断然人気に応えた。

5歳（2012年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、初夢特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したランスロットルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月18日、中1週で迎えた26戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（13戦6勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

2月28日、中5週で迎えた27戦目は、三菱電機オーロラビジョン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた28戦目は、食のブランド「淡路島」特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（14戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（15戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

6月5日、中7週で迎えた30戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

6月21日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のヒルトップシーンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月22日、中8週で迎えた32戦目は、棋士のまち加古川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた33戦目は、夢千代特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したリライアブルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月21日、中1週で迎えた34戦目は、門別町農業協同組合代表理事組合長賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、日本盛カップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた36戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6歳（2013年）

1月4日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた38戦目は、ジャニュアリーカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた39戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、エフエムあまがさき82.0MHz賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。