コンプリートラン（2004年生、母レディクラシック）

コンプリートラン（2004年2月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「完全な走り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時23歳）と交配したレディクラシックが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、中央平地33戦1勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、幌村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって367.5万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月30日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2007年）

6月17日、約10か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月11日、中5週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月21日、中8週で馬体重を前走から31kg戻して迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のミネノテンリュウを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月24日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月29日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、トワイライトデネブ賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月7日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月25日、中6週で迎えた12戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のサウジアラビア賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

5歳（2009年）

1月18日、中7週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のイサミチェリーをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の水路閣特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、6着に入り込んだ。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず13着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のサロベツ特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月26日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3月28日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月18日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月19日、中8週で迎えた28戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月11日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた32戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドプレミアム（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

7歳（2011年）

2月27日、中8週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の糸島特別（小倉芝1200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた35戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月6日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の平ヶ岳特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8歳（2012年）

3月4日、約3か月の休み明けで迎えた38戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。