マックスウェルカム（2001年生、母ビビットダンサー）

マックスウェルカム（2001年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋歓迎」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したビビットダンサーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方19戦2勝2着2回。2006年のブラッドストーンオープン(一般A1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

5月23日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイブローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマスラタケヲに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4歳（2005年）

4月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

5歳（2006年）

2月13日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた8戦目は、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロングランナーに半馬身交わされて2着となった。

4月10日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバラシングに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月5日、中3週で迎えた10戦目は、G1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたメモリーキルト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた15戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、佐藤忍名古屋遠征記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6歳（2007年）

3月21日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、青木さん長い間ご苦労さん記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のタカトモテシオに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月18日、連闘で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた21戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、馬人スレPOGワーイ君優勝記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた22戦目は、なつつばき特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月30日、中5週で迎えた23戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。