サンノゼテソーロ（2016年生、母Cabaret Starlet）

サンノゼテソーロ（2016年4月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカの都市名+冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のザファクター（当時8歳）と交配したCabaret Starletが6歳のときに産んだ仔が本馬である。2021年の北九州短距離ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパカティに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

6月22日、中9週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイーサンパンサーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月17日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた6戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のペイシャドリームに1馬身1/4の差をつけて3勝目をゲットした。

4歳（2020年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月17日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

7月4日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

9月12日、中6週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月17日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた14戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月20日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノドレッシーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた16戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月23日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月31日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。17着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた20戦目は、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

9月9日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7歳（2023年）

1月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。