イーサンパンサー（2016年生、母レアシルウィア）

イーサンパンサー（2016年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ヒョウ」。毛色は栗毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時14歳）と交配したレアシルウィアが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は東栄牧場。主な勝ち鞍は2020年の山陽特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月24日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったアスターペガサスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

1月19日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトップソリストに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のごぎょう賞（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアヴァンティストに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月14日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサンノゼテソーロに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月24日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルアルケミーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスズカフェラリーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2020年）

1月19日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの巌流島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（6戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（8戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの摂津特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したセラピアに半馬身届かず2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えてあっさりと抜け出し、最後は2着のヘブンリーデイズに3馬身半の差をつけて優勝

11月8日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（11戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（12戦3勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの2020ファイナルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（13戦3勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5歳（2021年）

4月18日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（14戦3勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月1日、中1週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（15戦3勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（16戦3勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（17戦3勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

11月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（18戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（19戦3勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサンキューユウガをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6歳（2022年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、名鉄杯（中京ダート1400m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（20戦4勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

5月22日、中7週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

9月24日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた31戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

7歳（2023年）

2月19日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月24日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（21戦4勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（22戦4勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた35戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた36戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた38戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月17日、中6週で迎えた39戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

8歳（2024年）

2月11日、中7週で迎えた40戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林美駒騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず16着に終わった。