セラピア（2016年生、母ララア）

Therapeia

2016.04.07

セラピア（2016年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「癒し(ギリシャ語)」。毛色は芦毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したララアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の難波ステークス(3勝クラス ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月30日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り 雨/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリトミカメンテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月21日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

9月22日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のルーアンに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4歳（2020年）

3月7日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラスの摂津特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のイーサンパンサーを半馬身振り切って優勝

4月5日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のボッケリーニに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月30日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月16日、約9か月半の休み明けで迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2のアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた12戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2021年11月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。