ラインフォルテ（2021年生、母ラインアンジュ）

ラインフォルテ（2021年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+強い(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時9歳）と交配したラインアンジュが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。2024年のロータスクラウン賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月15日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3歳（2024年）

3月2日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた5戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングプリンスを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

デビュー前

池田忠好厩舎（佐賀）へ入厩。

5月3日、デビュー戦は金山昇馬騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

5月13日、中2週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングプリンスに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムボビーダンに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のロトプレシャスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のブルースター特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカガカプチーノを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

9月14日、中7週で迎えた10戦目は、3歳戦の佐賀城賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のグッドタイミングに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのロータスクラウン賞（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたバレンタインガール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた12戦目は、没後150年江藤新平の復権賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチノコマチに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。