カフェアクロポリス（2001年生、母ツルナゴラ）

カフェアクロポリス（2001年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋（古代ギリシャ都市の）城砦」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時8歳）と交配したツルナゴラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、西川清によって2,730万円で落札された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

5月15日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

9月19日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメグに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月29日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 小雪/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキミスティから6馬身差の2着となった。

4歳（2005年）

7月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月3日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5歳（2006年）

1月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノアウトバーンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って久々の実戦を制した。

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルメルボルンに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミトノゴロウコウに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルースハープに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月12日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプライマルドリームに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月16日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノカリブに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクコウセツリュウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月10日、中4週で迎えた14戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた15戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（8戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワールドスターに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月9日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（10戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（11戦8勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。