タイキミスティ（2001年生、母タイキミストラル）

タイキミスティ（2001年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋霧の深い」。毛色は栃栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したタイキミストラルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方38戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の一般C1。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,800万円（14万×200口）で一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は蓑島靖典騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

9月18日、中3週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカフェアクロポリスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

4月4日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンスブリッジにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフリーダムバードに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、田沢湖特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノファラオを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

7月3日、中4週で迎えた10戦目は、タイムチャレンジレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般B3以下（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、一般B3以下（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミレニアムメモリーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第2戦）（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、賞金ハンデレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（12戦3勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（13戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた19戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンマをクビ差振り切って優勝

12月30日、連闘で迎えた20戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2006年）

1月9日、中0週で迎えた21戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（14戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハツネスキップラヴ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（15戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた23戦目は、一般B2（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1 B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、岩洞湖特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた28戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた29戦目は、御所湖特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（17戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（18戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた31戦目は、区界特別（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（19戦3勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラブラブサンヒコにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月9日、中2週で迎えた32戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた33戦目は、岩木山特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（20戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2以下（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（21戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（22戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

6歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた39戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（23戦3勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

1月13日、中0週で迎えた40戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（24戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。