ジンライムデザイア（2011年生、母レインボーデザイア）

ジンライムデザイア（2011年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジンライム（ギムレットと同じ成分）＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時12歳）と交配したレインボーデザイアが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害1戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳A B。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

3歳（2014年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月9日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレコパンツーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったエイシンナカヤマにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイミラを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトーコーガイア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンダイチを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のその金ナイターは楽天競馬で買いま賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェブマルコをクビ差だけ差し切って優勝

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた15戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4歳（2015年）

2月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月3日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。