トーコーガイア（2011年生、母アナスコール）

トーコーガイア（2011年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時12歳）と交配したアナスコールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は前川隆範。2014年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2014年のゴールドジュニア(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆範から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、森田藤治によって2,415万円で落札された。

吉行龍穂厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2013年）

7月10日、デビュー戦は吉村智洋騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は447kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニホンカイセーラに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオープンベルトに約10馬身の大差をつけてファンの支持に応えた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はサウスウインドと並んで2着同着となった。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユノエスケープに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーコーポセイドンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサウスウインドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月23日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジンライムデザイアを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノエビスジンに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦4勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（8戦4勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

10月16日、中8週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木村健騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた13戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で木村健騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、おいでんせぇ岡山!ももたろう杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で木村健騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥルーカラーズを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

4歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で木村健騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で木村健騎手（13戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月15日、中7週で迎えた17戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた18戦目は、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったジーエスマルコにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオトコギを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったブーツインジューンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5歳（2016年）

3月1日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマーティンバローズに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月24日、中2週で迎えた22戦目は、オッズパーク・シルバー杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレッドダニエルをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

4月13日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドダニエルに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月4日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（9戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた25戦目は、相生ペーロン祭特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーコーポセイドンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6歳（2017年）

1月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（12戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月23日、中7週で迎えた28戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉村智洋騎手（13戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4月12日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉村智洋騎手（14戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、つゆくさ賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で吉村智洋騎手（15戦6勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。