テツノッカ（2000年生、母ダイヤモンドリッカ）

テツノッカ（2000年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋孫の名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時8歳）と交配したダイヤモンドリッカが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地10戦2勝、地方9戦5勝。2002年の栄冠賞(地方重賞)に勝利した他、2002年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

5月5日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスターオブレディーに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のペガサスホープに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた5戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンヒーローに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2003年）

1月1日、中3週で迎えた9戦目は、河端秀俊騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のジュンボウに1馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

10月8日、中3週で迎えた11戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、サフラン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトワノサンデーに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

12月7日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスナークチーチャンを半馬身振り切って制した。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた14戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた15戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

9月26日、約8か月の休養明けで迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月6日、中5週で迎えた17戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のタムロイーネーに1馬身3/4の差をつけて7勝目をゲットした。

5歳（2005年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦2勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。