ゼンノキャンベラ（2002年生、母Anagram）

ゼンノキャンベラ（2002年8月17日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋オーストラリアの首都名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したAnagramが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上B1二。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月26日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月29日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月15日、中6週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジヤマシェーバーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモロドリゲスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンボリスキャンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモユウシに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイフトバイオに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

5月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメモリアルパンチを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を挙げた。

5月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月7日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、大晦日特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5歳（2007年）

1月31日、中3週で迎えた17戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月31日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（12戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた26戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（14戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。