アグネスケイオー（2000年生、母ジョリーセイント）

アグネスケイオー（2000年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ノックアウト」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したジョリーセイントが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、地方15戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、渡辺孝男によって3,045万円で落札された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

8月3日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

4歳（2004年）

2月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンシングヒーローに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月16日、中4週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上C8-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンサンシャインを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中0週で迎えた5戦目は、4歳以上C7-3（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテイエムベルベットをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月1日、中9週で迎えた6戦目は、4歳以上C4-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコーラルカラーに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高馬元紘騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高馬元紘騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月9日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上C3-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高馬元紘騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミスクラウンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナモンアガシを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

10月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（9戦4勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5歳（2005年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月7日、中7週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、豊平川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハローマイフレンドから3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中6週で迎えた18戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカラッチオラに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、ポラリス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカリスローラーをアタマ差制して勝利を手に入れた。

6歳（2006年）

1月29日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアップルマティーニを差し切れず、2馬身差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた23戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

4月9日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた26戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオーキッドコートを3/4馬身振り切って制した。

7月30日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月10日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

7歳（2007年）

1月7日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルテセウスを驚異的な末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。