デルマアブサン（2015年生、母テクニカルラン）

デルマアブサン（2015年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋薬草系リキュールの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時16歳）と交配したテクニカルランが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月19日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたサンダーラム決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキャプチュードをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4月1日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

11月11日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4歳（2019年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲城特別（東京芝2400m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた15戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、金沢主計町茶屋街特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、珠洲宝立七夕キリコまつり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤマチョウタンゴに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月27日、中3週で迎えた17戦目は、スマホでも楽天競馬は便利でおトクです特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したエトワールドロゼを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、スマホ版楽天競馬でラクラク投票!特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビオラフォーエバーを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、楽天競馬はもらってうれしいが貯まる特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、日本伝統工芸展金沢展特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた21戦目は、白山ろくの実りを味わう特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエターナルヒーローをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

11月11日、中2週で迎えた22戦目は、ノーベンバー特別（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジノナデシコにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、師走特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた24戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、クリスマスイヴ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はキタノシャガールと並んで2着同着となった。

5歳（2020年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、ネモフィラ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた26戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミティグリスに5馬身の差をつけて5勝目を手にした。

4月5日、中1週で迎えた27戦目は、楽天競馬でポイントゲット特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のデルマシャンティに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月19日、中1週で迎えた28戦目は、楽天競馬でポッイント貯めよう特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（10戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、楽天競馬で金沢競馬を楽しもう特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（11戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ミラクルフーガにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月17日、中1週で迎えた30戦目は、妙成寺五重塔特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、オッズパーク杯特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（12戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月16日、中1週で迎えた32戦目は、金沢鼓門賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた33戦目は、七尾城址特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた34戦目は、楽天競馬でスマホでラクラク投票特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた35戦目は、ハマナス賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた36戦目は、楽天競馬でスマホでカンタン投票特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた37戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、小松安宅特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

2020年10月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。