ミスライブリー（1989年生、母アケノスミレイ）

ミスライブリー（1989年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のライブリーラーク（当時14歳）と交配したアケノスミレイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高橋和広。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、地方7戦3勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

4月25日、デビュー戦は鈴木勇騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月15日、中3週で迎えた5戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた6戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

12月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた8戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシスターセレナードに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1993年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のトーアメルヘンに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

6月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったワンナップラインにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木寿騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木寿騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6歳（1995年）

4月20日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、長山光則騎手を鞍上に迎えて、峰延特別（岩見沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた20戦目は、桂沢湖特別（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長山光則騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアップトークに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファニーエンドレスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、ひまわり特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアップトークに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

9月23日、中3週で迎えた25戦目は、コスモス特別（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。