ワンナップライン（1990年生、母ヒメヒロイン）

ワンナップライン（1990年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時10歳）と交配したヒメヒロインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地3戦2勝、地方40戦16勝2着6回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

6月13日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタニノカーニバルに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月4日、中2週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスライブリーに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（1994年）

4月11日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホマレノエースに半馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

4月30日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシムダンデイに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、横浪特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸梶由則騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピィージェイクに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸梶由則騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカジョージをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸梶由則騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヴォストーチヌに3/4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、はりまや特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸梶由則騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸梶由則騎手（6戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月16日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸梶由則騎手（7戦5勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた12戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、晩秋特別（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトハリケーンをクビ差制して8勝目を手にした。

11月27日、中2週で迎えた13戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったレインボーギンザから3/4馬身差の2着となった。

12月5日、連闘で迎えた14戦目は、流鏑馬特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキーコーラスから3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（1995年）

5月3日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、草笛特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のインテリジェントに半馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

6月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のビートエナミーに3/4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月25日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、サファイア特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーコーラスに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた20戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、椋鳥特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカムイショートに4馬身の差をつけて制した。

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、大岐の浜特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスラークから半馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1996年）

1月6日、中3週で迎えた23戦目は、門松特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセントスクイズに2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

1月16日、中0週で迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモシーザーから1馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中3週で迎えた25戦目は、紅梅特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、甫喜ケ峰特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（12戦5勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（13戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったパープルマジックから半馬身差の2着となった。

7月29日、中4週で迎えた28戦目は、ビード・ツリー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（14戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（15戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のボンバーボーイをクビ差制して久しぶりの実戦を物にした。

12月31日、中2週で迎えた30戦目は、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（16戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のツエルクプリンスをクビ差制して勝利数を15に伸ばす

7歳（1997年）

1月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（17戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトミヒサテイオーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（18戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーダイオーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月17日、中2週で迎えた33戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた34戦目は、桂浜月桂冠賞（高知ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（19戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（20戦9勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月12日、中5週で迎えた36戦目は、横浪特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（21戦9勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた37戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた38戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は花本正三騎手（22戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスボローに2馬身半の差をつけて勝利数を18に伸ばす

10月12日、中2週で迎えた39戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（23戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた40戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた41戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた42戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は花本正三騎手（24戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロユタカから1馬身半差の2着に敗北した。

8歳（1998年）

2月25日、中9週で迎えた43戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（25戦10勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。