マイネルルビウス（2010年生、母ルビーベイビー）

マイネルルビウス（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋赤（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のルールオブロー（当時9歳）と交配したルビーベイビーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の越生町のマスコット「うめりん」賞(一般C2三)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月11日、デビュー戦はI.メンディザバル騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルオジョーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月26日、連闘で迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロリーミラクルに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデルヴォーに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月14日、連闘で迎えた8戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のドリームイチマサに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーディーバに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦4勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングスクルーザーに4馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

7月23日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の道下祭り特別3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマツノファインに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（8戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた15戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（9戦6勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の蔵コンサート特別3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤田弘治騎手（10戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の穴水・牛まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田弘治騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のルールゴールドに2馬身半の差をつけて8勝目を手に入れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で藤田弘治騎手（12戦7勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた19戦目は、「能登空港開港10周年記念」賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で藤田弘治騎手（13戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のルールゴールドに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月19日、中5週で迎えた20戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るリーベを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って10勝目を達成した。

1月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、越生町のマスコット「うめりん」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラムシーダーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月16日、中7週で迎えた24戦目は、春雷特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月6日、中2週で迎えた25戦目は、茂子お母さんいつもありがとう記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベネフィットユーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。