ラムシーダー（2009年生、母タムヒード）

ラムシーダー（2009年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ラム酒＋杉。強いお酒と馬主名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時9歳）と交配したタムヒードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方31戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の爽春特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、杉田周作によって630万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月30日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3歳（2012年）

2月18日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月6日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月2日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、6着を確保した。

10月10日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベニノエクスプレスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4歳（2013年）

3月22日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月9日、中7週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた16戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベニノエクスプレスを豪快な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月13日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るギルトブロンズを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って3勝目をマークした。

10月23日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオンワードリベルタにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2六七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウインアズーリをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイランドリリーを3/4馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

5歳（2014年）

1月15日、中7週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたプラチナスレッド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中4週で迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、越生町のマスコット「うめりん」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたマイネルルビウス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月26日、中4週で迎えた23戦目は、スマホで楽天競馬賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた24戦目は、爽春特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエスティユークに2馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

5月1日、中1週で迎えた25戦目は、あやめ賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネクタルブルーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月30日、中3週で迎えた26戦目は、夏椿特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた27戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、雲取山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた28戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、朝顔特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したコスモフルハートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中5週で迎えた29戦目は、三峰山特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったビッグウェーバーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月31日、中2週で迎えた31戦目は、養老特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2015年）

1月9日、中9週で迎えた32戦目は、福寿草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサヤケを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月19日、中2週で迎えた34戦目は、ゆうパークおごせ賞（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミラクルミイクンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、春麗特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた36戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、桜草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた37戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。