ネクタルブルー（2010年生、母ブルーハピネス）

ネクタルブルー（2010年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシア神話上の飲み物＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時11歳）と交配したブルーハピネスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方21戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったグランデタマに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3歳（2013年）

1月20日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

6月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月29日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、サイレンスバードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月10日、中9週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、腰越特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、桔梗特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2014年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5月1日、中0週で迎えた20戦目は、あやめ賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ラムシーダーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた21戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、茂子お母さんいつもありがとう記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

5歳（2015年）

2月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、大将・仲間っち帰島記念（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた23戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったデトネイションに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋利幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、クラウンビュレットにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月13日、中2週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた28戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、すみれ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、トーホウメビウスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月4日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクロスドミナンスをハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた30戦目は、行田「古代蓮」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6歳（2016年）

4月14日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、篠崎仁彦勤続30年記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。