サイルーン（2019年生、母ハウオリ）

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月28日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったサリエラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中3週で迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2022年）

6月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルテラに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中9週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、逃げるサザンナイツを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中8週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、エターナルタイムに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホウオウプレミアを3/4馬身振り切って2勝目を収める

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4歳（2023年）

5月21日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月25日、中8週で迎えた11戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったレッドロワにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

12月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったコントラポストを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2024年）

3月3日、中9週で迎えた13戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のペリファーニアをクビ差振り切って3勝目を手にした。

3月24日、中2週で迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコントラポストに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。