フレーズバニーユ（2018年生、母チェリーヒロイン）

Fraise Vanille

2018.04.17

フレーズバニーユ（2018年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「苺とバニラを使ったムースのケーキ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時12歳）と交配したチェリーヒロインが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C3。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月14日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったルージュアドラブルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

3歳（2021年）

2月13日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

4月11日、中7週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月15日、中6週で迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月22日、中9週で迎えた9戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

4歳（2022年）

1月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジューンチキータに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月14日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート820m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタケマルベストに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月5日、中2週で迎えた17戦目は、アクアマリン賞（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

12月7日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のパラジウムリボンに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 C3（園田ダート820m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のクリノニーナをアタマ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

5歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた20戦目は、C2 4歳以上特別（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月21日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のネッダに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた24戦目は、そのだライオンズクラブ杯（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2024年）

2月1日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（姫路ダート800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマサルイチバンボシに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

北野真弘厩舎（兵庫）へ入厩。

2月28日、デビュー戦は鴨宮祥行騎手を鞍上に据えて、カルミア賞（姫路ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。