ミナモトホマレ（1986年生、母シマセイルビー）

ミナモトホマレ（1986年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のホウラツキー（当時16歳）と交配したシマセイルビーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は上島昇一。戦績は、中央平地14戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は1988年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

久保田金造厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は蛯名信広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったヒロタイムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、チャンピオンミナミに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ファインルックにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ドウカンジャガーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名信広騎手（5戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、サザンクイーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（6戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ナオマルに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダッシュタイガーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系3歳オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名信広騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3歳（1989年）

1月29日、中5週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で蛯名信広騎手（11戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、グレートファイターにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月19日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1800m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で蛯名信広騎手（12戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。