マチカネトラノスケ（1997年生、母コロニアルビユーテイ）

マチカネトラノスケ（1997年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のティッカネン（当時6歳）と交配したコロニアルビユーテイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日進牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、細川益男によって2,362.5万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

10月17日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパウライダーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3歳（2000年）

10月28日、約12か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したアタックレジェンドを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた6戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

4歳（2001年）

5月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマックジーンズを半馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

6月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミスタードンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したティエッチグレースを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

5歳（2002年）

3月16日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

10月6日、中2週で迎えた16戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松川浦特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6歳（2003年）

5月25日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。