シルクリボン（1986年生、母シルクバンダ）
Silk Ribbon
1986.04.28
シルクリボン（1986年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコリムスキー（当時11歳）と交配したシルクバンダが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田辺 勇。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の指宿特別(500万下)。
経歴
デビュー前
高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1989年）
7月22日、デビュー戦は佐伯清久騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。
8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。
8月20日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。
9月3日、中1週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
10月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、久保田敏彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリフを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。
10月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。
4歳（1990年）
4月22日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田敏彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。
5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田敏彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。
5月12日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田敏彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。
6月2日、中2週で迎えた11戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったレッドプリティに詰め切れず、8馬身差の2着となった。
6月16日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。
7月7日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。
7月28日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマキシムダンデイに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。
8月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインターエリモに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
9月9日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイスパータンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。
9月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。
10月14日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。
10月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。
5歳（1991年）
5月4日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。
5月19日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。
6月9日、中2週で迎えた22戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。
6月15日、連闘で迎えた23戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
6月30日、中1週で迎えた24戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。
7月14日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。
7月27日、中1週で迎えた26戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。
8月31日、中4週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。
6歳（1992年）
2月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた28戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。
3月1日、中1週で迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
3月15日、中1週で迎えた30戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4月5日、中2週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
4月26日、中2週で迎えた32戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月10日、中1週で迎えた33戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧野孝光騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。
5月31日、中2週で迎えた34戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。
6月14日、中1週で迎えた35戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
7月5日、中2週で迎えた36戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。
7月19日、中1週で迎えた37戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。
8月15日、中3週で迎えた38戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナカトップスターから1馬身差の2着となった。
9月20日、中4週で迎えた39戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（9戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月11日、中2週で迎えた40戦目は、馬場万博騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月25日、中1週で迎えた41戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬場万博騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
11月22日、中3週で迎えた42戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 曇/不良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月8日、中1週で迎えた43戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（11戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキフォーチュンに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。