インターエリモ（1987年生、母エリモラブリー）

インターエリモ（1987年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時15歳）と交配したエリモラブリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地29戦6勝2着9回、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年のサンシャインステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

久保田金造厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月13日、デビュー戦は蛯名信広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったボードビリアンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アンザスホースに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイアイハードに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、グンザンヤシマに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名信広騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルクリボンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名信広騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアミューズメントに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中5週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマキシムポイントに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアイシーゴーグルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1991年）

1月19日、中7週で迎えた11戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したサニーボールドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトーアエンペラーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたユートリアル決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で鹿戸雄一騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鹿戸雄一騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカサブランカシチーに1馬身1/4の差をつけて5勝目を奪取した。

5歳（1992年）

1月12日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鹿戸雄一騎手（10戦4勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったフジヤマケンザンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

2月2日、中2週で迎えた19戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で鹿戸雄一騎手（11戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったブラウンビートルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で鹿戸雄一騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコクサイロイヤルに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月18日、中5週で迎えた21戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で鹿戸雄一騎手（13戦5勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月11日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で鹿戸雄一騎手（14戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた23戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、白秋ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（15戦5勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた25戦目は、’92フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（16戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた26戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（17戦5勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

2月6日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（18戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた28戦目は、白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（19戦5勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（20戦5勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月7日、約6か月の休み明けで迎えた30戦目は、平松豊基騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1994年）

3月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウエイエイトに6馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

4月10日、中1週で迎えた32戦目は、榛名山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見附正徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた33戦目は、端午賞（高崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見附正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノキングから2馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた34戦目は、尾瀬特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で見附正徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、スプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見附正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーテイオーから1馬身半差の2着となった。

9月18日、中4週で迎えた36戦目は、ミルクカップ（高崎ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で見附正徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコーランボーイから2馬身半差の2着となった。

10月8日、中2週で迎えた37戦目は、甲州特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で見附正徳騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウタイムに1馬身の差をつけて8勝目を手にした。

8歳（1995年）

12月19日、約14か月半の休養明けで迎えた38戦目は、白根山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で見附正徳騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

9歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた39戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で見附正徳騎手（8戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた40戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で見附正徳騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた41戦目は、こうずけ特別（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で見附正徳騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた42戦目は、畜産杯（高崎ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で見附正徳騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた43戦目は、尾瀬特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で見附正徳騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。