グンザンヤシマ（1986年生、母ヤシマトウショウ）

グンザンヤシマ（1986年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイエローゴツド（当時19歳）と交配したヤシマトウショウが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着4回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の渡島特別(400万下)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月12日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3歳（1989年）

4月22日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月30日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したザッツマイドリームにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月6日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアンバープディングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月27日、中7週で馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ヒカルダンサーにハナ差交わされて2着となった。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナイスイーグルをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（9戦2勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月19日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（12戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（13戦2勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（14戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、コンバットシーマーに交わされて8馬身差の2着となった。

7月21日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石橋守騎手（15戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインターエリモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

9月9日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で石橋守騎手（16戦3勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた23戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトーワフジに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梅野信一騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で梅野信一騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5歳（1991年）

4月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は梅野信一騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（6戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。