ゴーサイン（1987年生、母ニチドウクイン）

ゴーサイン（1987年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時16歳）と交配したニチドウクインが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦4勝2着2回。1991年の阪神大賞典(G2)で2着に入った他、1990年の鳴尾記念(ハンデG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

3月25日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

5月19日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメジロカーターに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシンテイザンに4馬身の差をつけて制した。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のファイブテイオーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（4戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のショウモンライフクに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月2日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたカチウマホーク決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（6戦4勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4歳（1991年）

2月17日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた11戦目は、G2の阪神大賞典（中京芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、メジロマックイーンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（1992年）

8月9日、約17か月半の休み明けで迎えた12戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。