グラスマテリアル（2009年生、母グラスフロンティア）

グラスマテリアル（2009年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋必要な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時9歳）と交配したグラスフロンティアが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦9勝。主な勝ち鞍は2012年のひまわりスプリント。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月27日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3歳（2012年）

2月19日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた7戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノエンジェルに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレムチャバンに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月24日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンマイラヴに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の「オープニングとく戦」めざせレコード電撃チャレンジ（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマスターウィッシュをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

7月15日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦のひまわりスプリント（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーマックスに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般C1四（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のチェリーペガサスに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユノエスクードに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月12日、連闘で迎えた14戦目は、全国公営競馬主催者協議会会長賞（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（7戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミクロフネに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月19日、連闘で迎えた15戦目は、「夕焼けサンセットとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田祥雄騎手（8戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田祥雄騎手（9戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、福山・高知フレンドリージョッキーズカップ（福山ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のインテレスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、馬肥ゆる秋特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（10戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の鞆の浦賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（11戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、オータムスプリント（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（12戦8勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた21戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（13戦8勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の紅葉賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（14戦8勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。