ジュリエンヌ（2019年生、母ヴェルデライト）

ジュリエンヌ（2019年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「千切り(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したヴェルデライトが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は二風谷ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方35戦7勝2着9回。主な勝ち鞍は2022年のチャレンジシリーズ。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から27kg増やして迎えた2戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したクラウンアポロンに半馬身届かず2着となった。

4月15日、中1週で迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったカガファクターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦の若草賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の炎陽賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた10戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカシノイースターをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のシュガー・いけ団地来場記念（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の優希乃来場記念（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた14戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、騎手候補生大大募集賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田義貴騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田義貴騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンタゴニスタを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月4日、中2週で迎えた17戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特選（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したシゲルボスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月25日、中2週で迎えた18戦目は、地方競馬情報が充実のWIN!競馬（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビレッジシングルに半馬身届かず2着となった。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-9（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムライコオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

1月23日、中1週で迎えた20戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したウィッシュムーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したタマモクレマチスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、長崎街道彼杵宿特選（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るケプチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月11日、中2週で迎えた23戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったウィッシュムーンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた25戦目は、花まつり賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクラックステソーロに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月23日、中1週で迎えた26戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリネンコジーンに3馬身の差をつけて優勝

5月14日、中2週で迎えた27戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた28戦目は、佐藤哲三と勇者の集い賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリネンコジーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月5日、連闘で迎えた29戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（15戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、キングサリにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月18日、中1週で迎えた30戦目は、涼暮月賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（16戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた31戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、クチナシ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウトワニを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月3日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦の大和撫子特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ひるがの高原特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた35戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ヤクルト東海カップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた36戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた38戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中5週で迎えた39戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

7月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた40戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

2022年1月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。