ヴィオルナ（2021年生、母アーマンディ）

ヴィオルナ（2021年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「クレマチス科の種名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時8歳）と交配したアーマンディが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2024年のFUJIオンラインストアOPEN記念レース。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月13日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

6月1日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月14日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のFUJIオンラインストアOPEN記念レース（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクレミーノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の百姓屋こだわりご馳走鶏伊万里ヤマンドリ杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のカウイラをアタマ差振り切ってファンの支持に応えた。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったカウイラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田義貴騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカーチャを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月27日、中5週で迎えた9戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の疾風迅雷スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の雉鳩特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月16日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4歳（2025年）

6月3日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、山本大翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモンテジュエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

7月6日、中4週で迎えた13戦目は、椿聡太騎手を鞍上に迎えて、七栄ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したワガママボディを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、獅子座ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山本大翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したプロスペロを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた15戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、渓流ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた16戦目は、十倉ダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は山本大翔騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったロトカグラにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、船橋ホースパーク賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本大翔騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったスズノラインに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。