サトノシャローム（2017年生、母シャムロッカー）

サトノシャローム（2017年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+平和(へブライ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したシャムロッカーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、里見治によって1億9,440万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月28日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシルヴィスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

2月9日、中5週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月4日、中7週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダンディズムに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

11月23日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、プライドランドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

4歳（2021年）

5月16日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたペプチドオーキッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月14日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの柳川特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月19日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

5歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月26日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナムラカミカゼに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月19日、中2週で迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り小雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ダノンセレスタにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたセントオブゴールド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月24日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月11日、中7週で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカノロッソにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2023年）

1月22日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月30日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月19日、中2週で迎えた23戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったダイムにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月3日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7歳（2024年）

2月17日、中7週で迎えた27戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの常盤特別（京都芝2400m 外回り小雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

2024年7月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。